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【コラム】ヒースフラワー

ブログより一部転載。

近年、ちまたでは美白化粧品が大流行りです。
最近CMでもよく耳にするのは、紫外線が原因でできるシミ・ソバカスの予防・改善効果のある美白成分「アルブチン (arbutin)」。
この美白成分、アルブチンを含むハーブが、ヒースフラワー。つつじ科のピンク色の花です。別名はエリカといいます。

エミリー・ブロンテの小説「嵐が丘」にはヨークシャの荒れ果てたムーア(荒れ地)に生い茂るヒースの様子がみごとに描かれていたのが印象的な低い位置に咲く花です。

このアルブチンは、コケモモや梨、クランベリーなどにも含まれている天然型フェノール性配合体。
元々ヒースの薬効は大変に歴史が深く、伝統医学に於いても長い間利用されていました。
利尿作用があり、消毒作用があることから尿路の消毒薬として用いられていたのです。膀胱炎や腎盂炎、尿道炎にも使われていました。通風やリウマチなどの痛みにも効果があるとされています。

さて、美白成分の話に戻りますと、これには作用によってふたつのタイプがあります。
ひとつは、できてしまったメラニン色素を還元して色を薄くする。有効成分としてはビタミンCが代表的なもの。
もうひとつは、酸化酵素(メラニンを生成する酵素)チロシナーゼに直接働きかけてメラニン色素の生成を抑えるアルブチンやエラグ酸など。(厚生労働省にて認定されている美白成分が9種類あるようです)
美白成分の多くは、チロシナーゼに直接働きかけてメラニン色素の生成を抑えます。
詳しくはとっても長くなりそうなので今は割愛しておきます。(書き加えるかも)

ヒースのアルブチンとビタミンC満載のローズヒップをうまい具合にブレンドした、オリジナルブレンドハーブティの「blanché(ブランシェ)〜ホワイティブレンド」は、美白をめざす方たちにぴったり。
ハーブ製品一覧

私の自信作のひとつです。
美白というだけあり,水色もローズヒップの淡い色が出るくらい。
ヒースだけなら、殆ど無色で、まさに透明に近いものがあります。美白には色のないものなのでしょうね。

一ヶ月、とにかく続けてみてください!
ヒースだけの抽出液をさまして、お顔をぱしゃぱしゃしたり、手作り化粧水にも大変有効です。殺菌効果が高いので、殺菌スプレーを作ったりも可。
日焼けあとや肌の疲れ、吹き出物にも。
15歳以下のお子様にも飲んでいただけます。(大人より少し飲む量を減らします)